読んだ理由・期待した事
社会人として働いていて、上司に状況を説明することがあります。その時に「何を言いたいのかサッパリ分からない。」またお客様から「説明が下手すぎる。」という言葉をもらうくらいに説明が下手でした。最初に言われた時には気にもとめておらず(たまたまかなと思っていました)、2回3回と説明が下手ということを言われることで何とかしないといけないと思い立ちました。
説明が下手というのは一生付きまとう問題なので、説明下手から抜け出すためにこの本を手に取りました。
本の概要
著者は社会人歴28年の経験があり、ヤフー・アカデミアの学長として、プレゼンテーションの指導されている方になります。この本はプレゼンの参考になるのはもちろんですが、話すことについても「なるほど」と感じる内容になっています。
伝えるための基本から始まって、1分で伝えるための方法が各章で説明をされています。まず結論を伝えて、その結論のために根拠を複数(3つほど)用意することが基本になっています。銀行で働かれていた経験なども交えながらテクニックが紹介されています。
印象に残っている言葉・ポイント
「人は、相手の話の80%は聞いていない」僕が話した内容って全く伝わっていなかったんだなという事実に直面する事が40代にもなるとたくさん経験しました。10~20代くらいの時には前にも言ったのに何で覚えてないんだろうと不思議に思っていました。「80%聞いていない」について、思っていたよりも多かったけどそんなものかなとも思っています。
「ビジネスで「おもしろい」のは、世間話やこぼれ話ではなく、「ロジック」に基づいた話」・「意味がつながっていればロジカル」この言葉には救われました。仕事でも何か笑い的な要素はいれないとダメなのではという強迫観念にも似たようなものを感じていたので、それは必要ないというのは救いです。あと「ロジック」という言葉が嫌いで、どうすればいいのか分かりませんでした。「意味がつながっていればOK」は分かりやすくて「ロジック」に親近感が湧きました。
「ゴールは何か 「理解してもらう」はゴールにならない」上司への報告やプレゼンはすればOKだと勘違いしていました。伝えたことによって相手に動いてもらうことが「ゴール」なんだと恥ずかしながら初めて知りました。動いてもらうことを目標にするだけでも伝え方が大きく変わる気がしています。
「頑張ったことは話すな!」これは僕が完全にやってしまっていたことで、必要そうな資料に全て目を通しました(ので大変でしたけど頑張りました)というような報告をしていました。自分のやった事を話すとそれだけで話が長くなり、いらない内容が増えることで相手に伝わらなくなっていんだなと気付きました。
自分の生活への応用
今まで上司に報告する時は細かいことでも、もれなく伝える方が良いと思っていました。すべてを伝えようとすることで、より伝わらなくなってしまっていました。この本を読んでからは、まず結論を伝えてから根拠を伝えることを意識しています。
また実践編の章で、上司は現場の詳細が分からないデメリットがあるということに改めて気付きました。部下(僕)はデメリットを補うことが出来て、協力することでより良い提案が出来る可能性があると分かりました。会社を良くしていきたいという目指すところは一緒だと思う(上司とか部下とか関係なく)ので、それをどう実現していくのかを考える良いキッカケになりました。
この本が向いている人
僕のように上司に「何を言いたいのかサッパリ分からない。」や「説明が下手すぎる。」と言われた方は参考になる本かなと思います。プレゼンをするにあたって理解してもらうのがゴールではなく、動いてもらうことが本当のゴールというのは「その通りだ」と思いました。プレゼンは伝えることがゴールだと勘違いをしていた僕にとっては衝撃でした。
またこの本は、タイトルの「1分で話せ」をプレゼンしている内容になっていると思います。本の上部の余白が下部よりも広くなっています。おそらく本を読む時に斜めにする時に視線を落としやすい位置に文字を配置しているのではないかなと思いました。著者の主張を絵をまじえて、しどろもどろAパターンとハッキリBパターンで説明されている点もとても内容を理解しやすいつくりになっています。図や写真もあり、まさに読む人の立場に立って書かれているんだろうなと思いました。
まとめ
この本でテクニックや方法も知ることが出来ますが、最後に「話す前の準備や練習が大切」ということを最後に伝える必要があります。著者はあるプレゼンの練習を300回行ったと書かれています。その中で、修正を重ねながらより良くしていって、何度も練習を繰り返すことによって自信を身に付けていかれました。僕はそこまで準備や練習に本気で取り組んだことはないです。テクニックや方法は重要だと思い実践していきますが、本気で取り組むことが何より大切なのかもしれないということも改めて教えてもらった本でした。
コメント